【川島健太】グローイングAI口コミと評判を徹底検証

高評価がたくさん投稿されていた『グローイングAI』を検証していきます。

リリースからたった数日で大量の高評価を獲得しているためか、グローイングAIには良からぬ噂が次々と浮上しているようです。

実際のところはどうなのか。

この記事ではグローイングAIの実態や評判を明らかにした検証結果をまとめています。

グローイングAIとは？

グローイングAIは雅とTMJの行政処分で急上昇した株サイトです。

２社の行政処分が決定した後、癒着を指摘されたステマサイトにて優良株サイトとして猛プッシュされています。

目立った実績が無いにも関わらず、凄いですよね。

２社が消えたところにピッタリと入ってきたので投資家からは怪しまれているようです。

そんなグローイングAIは「銘柄選定ロボ」という肩書を持った投資サービスです。

AI投資システムを使って迅速に銘柄を絞ることの出来る分析ツールで、おそらく厳選した銘柄を利用者に提供しているのでしょう。

しかし、公式サイトを見ていてもグローイングAIには金商登録番号がありませんでした。

金商登録は絶対ではありませんが、あれば良いです。

ましてや、利用者の利益のために厳選した銘柄を案内する。

そんな会社であれば持っていないほうが珍しいのでは無いでしょうか。

金商は投資助言を提供するためのパスポートのようなものです。

株情報の提供には不要ですが、利益を目的として投資助言や銘柄を提供する際には保有しておくべきでしょう。

そう考えるとグローイングAIは参考にして大丈夫なのか。

少しだけ不安が膨らんできます。

先述したようにステマサイトでおすすめされている実態もあるため、グローイングAIは安全とは言えません。

利用を検討するならば、当記事は必ずチェックしておきましょう。

グローイングAIのドメイン調査

悪質サイトか否かを調べるにあたって、まずはドメインを調べてみることにしました。

ドメインはWEBサイトを作るために取得するインターネット上の住所です。

これを確認することで【サイトの設立日】や【登録者】【記事の最終更新日】などの情報が明らかになります。

見てみると、グローイングAIは2020年11月04日にドメインを取得しています。

サイトを作成するにあたってドメインの取得はもっとも初期の工程です。

ドメインを取得して、サイトの記事やデザインを練るとして、グローイングAIのリリースは早くとも1か月後の12月04日以降であったことは間違いないでしょう。

しかし、グローイングAIには12月中旬に銘柄を何度も利確したとのクチコミが投稿されています。

公式サイトが誕生する前にサポートが提供されていた？

一体どうやってどのように案内されていたのでしょうか。

グローイングAIの癒着行為

この整合性のとれない状態には見覚えがあります。

グローイングAIを猛プッシュしているステマサイトでは以前も同じ状況が生まれていました。

当時は雅投資顧問でこの状況が見受けられました。

雅投資顧問の行政処分の内容を踏まえれば、グローイングAI がステマサイトを活用して自作自演のクチコミ投稿を行っているのは明らかです。

このようなクチコミ投稿は利用者を騙す卑劣な行為です。

もちろん行政処分の対象であり、金融庁としても見過ごせる内容ではありません。

ちなみに、過去にこの行為で罰則を受けているのは雅投資顧問だけではありません。

ベストプランナーやTMJなど、名だたる悪質業者がまったく同じステマサイトを使って行為におよび罰則を受けています。

架空の口コミ投稿による印象操作は違反行為です。

最低でも1か月間の営業停止処分かつ業務改善命令を受けることになるのは間違いありません。

以下には雅やTMJの行政処分を受けて「グローイングAI」の利用を推奨しはじめた怪しいサイトを掲載しておきます。

グローイングAIとの癒着については不明ですが、警戒はしておくに越したことないでしょう。

紹介したサイトを見ていくと、グローイングAIの他に「話題株セレクト」「循環物色アナライザー」も案内しています。

この2社も雅投資顧問とTMJ投資顧問が行政処分を受けたときに出てきた株サイトですね。

2社は代役と名高い株サイトで、急ピッチで作られた杜撰なサービスとの評価を見受けるほど期待できないサイトであることも分かっています。

上記のサイトたちが雅やTMJと繋がっている証拠はありません。

ただ、リリースのタイミングや提供内容からは同悪質グループの運営サービスである可能性が疑われています。

グローリングAIもその一端と噂されていることを考えると利用する価値はあるのでしょうか。

グローイングAIは運営会社がヤバい？

グローイングAIの不安要素はそれだけではありません。

会社概要を調べていくと運営を行っている「株式会社Growing」にも怪しいポイントがあることが分かりました。

まず、株式会社Growingは大手のデータベースに登録されていません。

つまり簡単に言っちゃえば、会社として機能していないかもしれないのです。

グローイングAIを販売するためだけに用意したハリボテの会社である可能性が高くなってきました。

会社概要を見ても、以下のような気になる点が見受けられます。

グローイングAIの販売拠点はレンタルスペース？

リモートワークの推奨により、世の中ではサテライトオフィスも珍しくなくなってきています。

もともとオフィスを設けない会社も増加しているようで、株サイトもレンタルスペースの活用が目立つようになりました。

しかし、これには投資家から賛否両論があるようです。

大切な資金を任せるサービスだからこそ、「オフィスの規模が大きく、安定している会社に...」と考えるのは当然のことです。

いくらサービス料金が安くても実態がフワッとして分かりにくい株サイトは安心して使えません。

投資界隈では詐欺などの事件も多発しているため、しっかりしたオフィスが構えられていると「この会社は逃げない」という投資家の安心にも繋がります。

これらを踏まえて、グローイングAIの拠点を確認してみました。

グローイングAIは『東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟28階』を拠点としています。

拠点とされている品川インターシティは立派な建物です。

駅前にある大きな高層ビルで、低層階にはレストランなどが入っています。

立派なビルにオフィスを構えるほど稼げるサービスなのかと思いきや、A棟28階はレンタルオフィスでした。

しかも、コワーキングスペースと一緒になっているようです。

コワーキングスペースは不特定多数の人に開放されている空間です。

誰もが自由に出入りすることができるため、情報漏洩などの観点での不安を感じざるをえません。

品川インターシティではオフィスとして個室のレンタルも行っているので、せめて個室を使っていてほしいですね。

ただ、個室に入れるのは10人までだそうです。

膨大な会員のリアルタイムサポートをたった10人で行うことは出来るのでしょうか。

どうあがいてもグローイングAIの運営体制への違和感は払しょくできません。

ちなみに株式会社GrowingAIは、レンタルスペースの運営元である「サーブコープ」の電話秘書代行オプションも利用しています。

電話秘書代行オプションは月額の利用料金と引き換えにサーブコープが電話番号を貸し出し、受付窓口として対応してくれるサービスのようです。

そのため、グローイングAIの会社概要に掲載されている電話番号は投資家にとって無価値です。

掲載番号に連絡をしたとして、株式投資に精通する人物と話すことは一切できません。

公式サイトへの質問に対しても詳しい人物に確認してもらう以上の対応を求めることはお門違いだと言えるでしょう。

グローイングAIの提供サービス

サポート体制にすら懸念があるグローイングAIですが、怖いもの見たさに利用してみたいという人もいるかもしれません。

ここでは提供サービスについて簡単にご紹介していきます。

グローイングAIでは他社のように無料サービスが提供されていません。

契約は１番手軽なコースでも5,000円～となっています。

グローイングAIの有料サービス

◎GrowingⅠ（グローイングワン）

販売している中で最もスタンダードな契約コースです。

商品料金は50万円となっており、1銘柄あたり25万円もの契約料が必要となっています。

【GrowingⅠ(グローイングワン)詳細】
商品価格：500,000円
利用期間：30日間
提供銘柄：2銘柄
想定上昇率：150%
提供頻度：毎週火曜日

◎GrowingⅡ（グローイングツー）

グローイングAIの看板商品だそうですが、概要自体はワンとほとんど変わりありません。

おそらく銘柄がランクアップしているのでしょう。

契約料金は30日間で100万円と高額です。

【GlowingⅡ(グローイングツー)詳細】
商品価格：30日間　1,000,000円
90日間　2,000,000円
180日間　3,000,000円
利用期間：購入価格によって異なる
提供銘柄：2銘柄
提供頻度：毎週火曜日

◎Prototype（プロトタイプ）

お試し用の契約コースで、5,000円を支払うことで利用できます。

他社では無料なことが多いお試し版ですが、グローイングAIでは有料で提供しているようです。

【prototype(プロトタイプ)詳細】
商品価格：5,000円
利用期間：1日
提供銘柄：2銘柄
提供頻度：毎週火曜日

◎GrowingVISION（グローイングビジョン）

グローイングAIで最も格式の高い商品だそうです。

価格が300万円～と投資ツールにあるまじき値段で掲載されています。

単純計算で1銘柄につき100万以上の利益が無ければ赤字となるのでご注意ください。

【GrowingVISION(グローイングビジョン)詳細】
商品価格：3,000,000円～
利用期間：要問い合わせ
提供銘柄：3銘柄
提供頻度：毎週火曜日

グローイングAIの提供サービスは高額でしたね。

利用者からのクチコミに「高い」「コスパ」「払えない」などの投稿が目立っていたので覚悟はしていましたが想像以上のお値段で驚いています。

これに見合うサービスを受けることが出来るのか。

そう考えるとグローイングAIの公式サイトを見る目も変わってくるのではないでしょうか。

グローイングAIのQ&A

ここまでグローイングAIを紹介してきましたが、皆さんの疑問はしっかりと解消されたでしょうか。

「まだ気になるところがあるよ～」と言う方は、ぜひクチコミをご投稿ください。

ここではクチコミで寄せられたグローイングAIに関する疑問について、管理人が調べた情報を駆使してサクッと回答していきます。

※Q&Aは不定期で更新しています。
できるだけマメに確認を行うようにはしていますが、最新情報と異なる場合もありますことをご了承ください。

グローイングAIは閉鎖した？

2022年09月06日現在、グローイングAIが閉鎖したという情報は入ってきていません。

投資サービスはリリースから現在まで途切れずに案内されています。

グローイングAIから連絡が届いていません。

メールアドレス等の登録を済ませたにも関わらず連絡がない場合は、最初に「迷惑メールボックス」を確認しましょう。

グローイングAIからのメールに限らず、株サイトからの連絡は迷惑メールにカテゴライズされることが多いです。

メールが届かない場合は各フォルダを確認してみてください。

また、それでもメールが届いていない場合は公式サイトの問い合わせから連絡を行うとよいでしょう。

グローイングAIの投資実績は本当？

グローイングAIの投資実績には事実と異なる箇所もあるようです。

そもそもバックテストの結果を実績として掲載していた株サイトなので、実際の利用者には案内されていない銘柄が掲げられている可能性もゼロとは言えません。

グローイングAIのアナリストは誰？

グローイングAIの公式サイトを見ても所属アナリストを知ることは出来ません。

人工知能(AI)を使った銘柄選定を行っていることから、グローイングAIにはアナリストと呼ばれるポジションの人物が存在していないのかもしれません。

グローイングAIの契約期間は？

グローイングAIの契約期間は「１日～」です。

一番お手頃なプロトタイプは、株情報を提供するだけでフォローなどのサポートが付帯していないため１日で契約終了。

その一方で、もっとも高価な提供サービスであるグローイングビジョン（契約料300万円）は契約期間が定まっていないため、元金によっては1年間ほどサポートしてもらえる可能性があります。

グローイングAIは完全無料で利用できる？

残念ながらグローイングAIを完全無料で利用することは出来ません。

無料サービスも提供されていないため、提供サービスを試してみたいという投資家は一番お手軽なプロトタイプをご利用ください。

グローイングAIの有料サービスはどうやって使うの？

グローイングAIの有料サービスは公式サイトから申し込むことが出来ます。

公式サイトの専用フォームにてメールアドレスや氏名、電話番号などを入力することで、送られてくるメールから会員ページを開き、有料サービスをご契約ください。

専用フォームで個人情報を登録した段階で勧誘メールが届くので有料契約まではスムーズに行えると思います。

有料契約をする場合は契約内容をいまいちどチェックしてから行いましょう。

グローイングAIの退会方法は？

グローイングAIの退会手順については利用規約を読んでも知ることが出来ませんでした。

ただ、利用規約には「本製品は、契約後、各商品に定められた契約期間内であれば自由に利用することができます。また、利用者の意思により停止可能であるので、利用者は自己の責任で本製品を利用してください。」と記されています。

契約の自動更新が行われる株サイトなので、利用しない場合は早めに退会手続きを済ませておきたいですね。

他の株サイトでは「お問い合わせページ」から申請を行うことが多いため、退会したいという内容を含んだ連絡を送ってみると良いでしょう。

グローイングAIの検証結果まとめ

高評価クチコミが目撃されていたグローイングAIを検証しました。

グローイングAIは人工知能システムを使って銘柄を厳選している投資ツールです。

運営を行っている株式会社GrowingAIが独自に生み出しており、時代に合った銘柄をピンポイントで選びだすことから「銘柄選定ロボ」との別名も付いていることが分かっています。

「これがあればテクニカル銘柄は完璧！！」

そう言いたいのはやまやまですが、グローイングAIには数多くの懸念点があるようです。

・処分経験済みのステマサイトで激推しされている
・雅やTMJなどの悪質株サイトと密な関係にある可能性がある
・運営会社がコワーキングスペースや電話代行を活用している
・提供サービスが異常に高額

グローイングAIを調べていくと行政処分を受けた株サイト、ならびにその原因となったステマサイトと関係を持っていることなどが見受けられます。

彼らは組織となって利用者である投資家を騙していたようです。

ぶっちゃけ、このような悪質株サイトはたくさんあります。

グローイングAIがこの組織に所属していて悪質株サイトであったとしておかしくはないのですが、今回の検証ではその証拠をつかむことは出来ませんでした。

そのため当サイトではグローイングAIを悪質株サイトだということは出来ません。

しかし、上記した懸念点は株式投資の参考にグローイングAIを使わない理由として十分すぎるでしょう。

株式投資はあなたの資産を左右します。

その参考とする株サイトは誠実でクリーンであるほど安心して資産形成に専念できることでしょう。