投資顧問を調べていると名前の似たサービスが検索候補に登場します。

今回は、その中でもよく目につくと話題の『顧問名鑑』についてご紹介していきます。

顧問名鑑はその名の通り、一般企業に対し優秀な顧問を斡旋している紹介サービスです。

ただ、ネットの口コミを見た感じ、投資顧問だと誤解して登録してしまう方も多いようです。

顧問名鑑は株式投資にはまったく関係がないサービスなので間違って利用しないようにご注意ください。

おしえてポリスちゃん

顧問名鑑のことを知りたいならこの記事を読むことをおすすめします。

また、当サイトでは今の株式投資に欠かせない株サイトをご案内しています。

多くの個人投資家が利益を出すために使っている、利用者からも絶賛されている現相場にぴったりの株サイトはこちらよりご覧ください。

顧問名鑑とは？

顧問名鑑とは、企業の事業拡大や組織育成等を行っている中堅・新興企業のためのサービスです。

• 経営顧問、社外取締役としての経営支援全般
• 新規取引再起の開拓支援
• 営業部門の生産性向上支援
• 既存取引先との取引拡大支援など

上記のような内容を、24,000名以上の役員や部長経験者の中から『顧問』として選ぶことができ、派遣された人材から技術や知見、人脈を学ぶことができるとされています。

少数精鋭で活動する企業にとって、課題に合わせて実力のある顧問が助け舟を出してくれるというのは非常にありがたいことですね。

また、顧問名鑑ではプロの目線でスタッフが企業にあった顧問を紹介してくれているので、失敗も少なそうなのも評価できるポイントと言えるでしょう。

ちなみに、顧問名鑑のサービスが開始されたのは2009年頃であり、これまで7,000社以上（契約数は累計22,000件超え）の中堅・新興企業の発展・成長に寄与してきた実績があるそうです。

おしえてポリスちゃん

その手の経験豊富な専門家を派遣することで、企業状況を改善、または発達させることがこのサービスの目的のようですね。

顧問名鑑の利用の流れ

顧問名鑑への登録は基本無料となっており、顧問を決めて契約を結んだ時点から料金が発生します。

※顧問名鑑には一律の料金が存在しないため、案件によって顧問名鑑側が算定を行うそうです。

ちなみに、利用開始までの流れは以下となっています。

1. 顧問名鑑への申込み
2. 顧問名鑑の担当者が申し込み企業へインタビュー
3. 顧問候補者の提示と指名
4. 面談の日程調整
5. 顧問と社長の面談
6. 顧問からの所感報告
7. 契約締結
8. 三者で活動内容や活動日を話し合うキックオフミーティング
9. 進捗確認ミーティング
10. 定期フォロー・ヒアリング

顧問名鑑の利用の流れは以上となります。

基本的に、1～6までの項目は無料となっており、7の「契約締結」から料金が発生する仕組みです。

顧問名鑑の対応事例

経営顧問マッチングサービスである顧問名鑑には、過去に企業で取締役をしていた方や、部長経験者らなどが在籍していて、過去に経験を活かし依頼企業に尽力してくれるサービスです。

ちなみに、公式サイトでは過去の参画事例も公開しており、以下のように様々なサービスの提供を行う企業から依頼を受けています。

• 阿部 匠氏（仮名）

楽天グループ株式会社元シニアマネージャー

fa-checkD社（売上68億円、従業員125名、酒類の小売/卸売業）
- ワインのECにおける売上向上の支援

⇨月2回（1回あたり4時間程度）の顧問

• 鈴木 俊介氏（仮名）

株式会社キーエンス元海外事業部長

fa-checkB社（売上216億円、従業員503名、照明器具の製造販売業）
- 新規開拓営業部隊の立ち上げと運営支援

⇨月2回（1回あたり2～3時間程度）

• 岡永 徹氏（仮名）

大成建設株式会社元専務執行役員

fa-checkE社（売上148億円、従業員2378名、労働者派遣業）
- 既存取引先である大成建設と他数社への深耕営業支援

⇨月2回（1回あたり2時間程度）

小規模の会社から従業員数が何千名もいる大規模な会社まで顧問を担当していることが分かります。

しかし、派遣されたもと重役を務めていたスタッフは、なぜか全て（仮名）となっており、結局派遣されれば分かってしまうのには隠す姿にやや不信感が募ります。

顧問名鑑の運営会社は？

顧問名鑑を運営する会社情報についても少し調べてみました。

ちなみに、顧問名鑑を運営しているのは、特商法上では「株式会社顧問名鑑」となっており、国税庁の公式サイトで検索してみたところしっかり法人登録がある会社ということが分かりました。

引用：国税庁HP

株式会社顧問名鑑として登録されている会社は2件あり、

• 株式会社顧問名鑑
• 株式会社顧問名鑑グループ

どちらも会社所在地が同じ点をみると、同一の会社と考えるのが妥当でしょう。

ただ、株式会社顧問名鑑は過去に商号を変更しており、元々は「レイスマネジメントソリューションズ株式会社」という会社名だったみたいです。

引用：国税庁HP

おしえてポリスちゃん

レイスマネジメントソリューションズの口コミを調べてみたら、「迷惑電話」が多いとう口コミがかなりの数出てきました。社名を変えたのも、この悪評を払拭するためと考えられます。

会社の事務所はレンタルオフィス

次に、株式会社顧問名鑑の会社所在地について調べても調べてみました。

調査の結果、特商法に載っている住所は、誰でも格安で住所貸サービスを受けることができるレンタルオフィスだということが分かりました。

顧問名鑑には、取締役以上の経験者が約9000名以上在籍している会社だと公式サイトで紹介があります。

ただ、レンタルオフィスのような共有スペースで、それほどの人数が収まるはずもなく、全く別の建物で会社を運営していることが考えられます。

住所貸サービスで得た住所を、法人登録すること自体には何も違法性はありませんが、数年前からレンタルオフィスを使った詐欺行為が横行しています。

顧問名鑑の顧問派遣サービスを利用する際、会社情勢を立て直すため社外秘などの外に漏らしてはいけない情報などを顧問が扱う場合も時にはあるかもしれません。

それを、このような悪質な営業を行い、実態の分からない事務所で運営する会社に任せていいのか…、冷静に考えればお分かりになるかと思います。

おしえてポリスちゃん

顧問名鑑では、法人登録を行っているものの、顧問スタッフなど実名は一切公開されていません。事務所まで架空となると、詐欺目的の可能性もありそうです

顧問名鑑の口コミや評判

顧問名鑑は、投資顧問サイトでも株情報会社でもありませんが、ネット上には利用者と思われる口コミが結構あるようです。

実際に利用している方の口コミは、非利用者にとって良い判断材料となります。

顧問名鑑の利用者の口コミ

ネットのコメント

顧問名鑑とかいうハイクラスの人材サービスを名乗る会社、営業電話のくせに高圧的だし、経済産業省から言付けを預かっているとかクソ適当なこと言ってくるの、やばすぎない？しかも、顧問メーカーって電話口では言ってたよ。何で若干会社名変えてんの？

ネットのコメント

顧問名鑑なるところから電話が来た
大企業の取締役経験者を顧問にできますみたいな
胡散臭すぎるｗ
即迷惑電話登録でした

ネットのコメント

ならない電話がなった。久しぶりにとってみたら「社長いますか」という営業。「不在のためご用件をお聞きします」と居留守すると「カンコレの社長をご紹介する約束で電話しました」と。「人を紹介する仲なら社長の携帯にかけてみては」と返したら切られた。嘘の話をしたらダメですよ。顧問名鑑さん！！

ネットのコメント

顧問名鑑。みんな一度は電話とったことあるとおもうんだけど今日は笑ってしまいました。
顧問名鑑「A社の件で社長と話したい」
私「A社がどうしましたか？」
顧問名鑑「ご紹介できますよ！（ﾄﾞﾔｧ」
私「すでに取引先です」
顧問名鑑「B社も紹介できｍ」
私「B社も取引先です。さようなら」
顧問名鑑「ま！まって…

上記は、全てTwitter（X）からの引用となりますが、顧問名鑑はどうやら営業電話が執拗で問題がある会社のようです。

営業先の企業が、どの会社との取引があるのかロクに調査もせず、嘘や方便で代表との取次を求めてきます。

※口コミがもっと見たいという方は、迷惑電話の口コミが掲載されている電話帳ナビのリンクを以下に記載しておきますのでよかったらご覧ください。

⇨レイスマネジメントソリューションズの口コミをもっとみる

おしえてポリスちゃん

顧問名鑑の電話トラブルは非常に多く、迷惑電話検索サイトに掲載されているほどです。一般の方にも急に電話がかかってくる事もあるそうなので、十分注意してくださいね。

顧問名鑑の検証結果まとめ

顧問名鑑は、ここ最近になってSNSやネット上によく広告を出している、企業がほしい人材やコネクション・ノウハウを学べるマッチングサービスです。

企業が抱えている課題を解決できる経験豊かな顧問を派遣してもらうことによって、事業拡大を目指せることがセールスレターとして上げられています。

ただ、一見新鮮味のある新しいサービスかと歓喜しましたが、ネットにある口コミではどうやら悪評が多く存在している様子。

その中でも特に、

このようなコメントが非常に多くありました。

その道のプロから直接指導して頂けるので、サービス自体は悪いものではないにしろ、無関係な人をも巻き込む営業スタイルはどうやら受け入れられていないように感じます。

また、サイト名に「顧問」と入ることから、投資顧問と誤解して登録してしまう人も多いようです。

顧問名鑑は、投資助言や株情報を提供していないので、そういった目的をお持ちの方は、間違って登録してしまわないようご注意下さい。

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